中国漢語水平考試(HSK)の実施
試験の概要
中国語を母国語としない中国語学習者の生活面、学習面、仕事面における中国語コミュニケーション能力を測るための試験として、中国国家漢弁が開発した「漢語水平考試(HSK)」を、日本国内において実施する。
中国国家教育部から、HSKの西日本事務局としての認定を受け、提携機関として試験を実施している。
筆記試験と口頭試験とがあり、それぞれが独立した試験として各グレードに分かれている。
各グレードのレベルは以下のとおりである。
◯筆記試験
- HSK1級
- 150語程度の語彙を習得している
簡単な中国語の単語や文を理解することができる。
- HSK2級
- 600語程度の語彙を習得している。
中国語で日常の話題について簡単かつ直接的な交流ができる。
初級中国語レベルに達している。
- HSK3級
- 600語程度の語彙を習得している。
生活面、学習面、仕事面において基本的な交流ができる。
中国旅行の際にも対応できる。
- HSK4級
- 1200語程度の語彙を習得している。
広範囲な話題について討論できる。
中国語を母国語とする相手と流暢に中国語で交流することができる。
- HSK5級
- 2500語程度の語彙を習得している。
中国語の新聞や雑誌を購読でき、映画を鑑賞することができる。
中国語でスピーチをすることができる。
- HSK6級
- 5000語以上の語彙を習得している。
中国語の情報を比較的容易に理解できる。
口頭あるいは書面で流暢に自分の意見を表現することができる。
-
受験資格
なし。
実施回数および実施場所
各グレードとも年4回。
それぞれ東京、京都、沖縄の各会場で実施する。
募集方法
インターネットへの情報掲載、大学、高校などへのパンフレットの配布。
応募方法
受験料を納入し、受験願書を提出する。
受験料
- 1級
- 3,400円
- 2級
- 4,400円
- 3級
- 4,800円
- 4級
- 5,800円
- 5級
- 7,400円
- 6級
- 8,800円
- 初級口試
- 3,500円
- 中級口試
- 4,000円
- 上級口試
- 5,500円
問題作成方法
中国国内外の中国語教育、言語学、心理学、教育測量学等の領域の専門家により組織される中国国家漢弁が問題を監修する。
合格基準
各グレードともスコアのみを通知し、合格・不合格の判定は行わない。
その他
受験者の学習に役立てるため、問題集を出版、販売する。
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