実用中国語技能検定試験の実施
試験の概要
日本における中国語学習者のレベル判定としての検定試験を実施する。
文部科学省の認可を受けた検定試験である。
筆記問題とリスニング問題とで構成され、問題文も含めすべて中国語で出題される。
6つのグレードがあり、それぞれのレベルは以下のとおりである。
- 5級
- 初歩的な語句のピンインと成長、簡単な中国語文(語法を含む)の表現法を正しく理解している。
- 準4級
- 基礎的な中国語文の学習(声調、ピンイン、語法を含む)の達成度を測る。
- 4級
- 基本的な文型を読み書きでき、基本的な語法を習得している。
- 3級
- 内容のある文章を読み書きできる。自分の意志や考えを表現することができる。
- 2級
- 論理的な文章を自由に読むことができる。新聞や文学作品の購読ができる。
中国文化・習慣を理解し、中国語を使って自由に表現でき、専門書を自由に読むことができる。
将来、通訳・翻訳等の専門職に就くことができる。
- 1級
- 中国語の教学・研究・通訳等の専門職に必要な中国語レベル。
日常会話だけでなく、より広い範囲での語学力を問う。
受験資格
特になし。
実施回数及び実施場所
各グレードとも年2回。
それぞれ北海道、東京、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡、大分、沖縄の国内各会場のほか、希望者がいる場合は海外でも実施する。
ただし、1級、2級の2次試験については、東京、大阪のみ。
募集方法
インターネットへの情報掲載、大学、高校などへのパンフレットの配布。
応募方法
受験料を納入し、受験願書を提出する。
受験料
- 5級
- 2,000円
- 準4級
- 2,500円
- 4級
- 3,000円
- 3級
- 4,000円
- 2級
- 6,000円
- 1級
- 8,000円
問題作成方法
大学並びに大学院或は、それに相当する中国語能力を有する経歴を持つ専門家が問題を監修する。
その他
受験者の学習に役立てるため、問題集を出版、販売する。
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